【9月21日 Xinhua News】中日平和友好条約締結45周年を記念する式典が19日、東京で開かれた。中国の呉江浩(Wu Jianghao)駐日大使、日本の福田康夫元首相、全日本華僑華人社団連合会の何徳倫(か・とくりん)会長があいさつし、両国各界からの来場者約1200人が参加した。

 記念式典では中国武術や京劇、中日アーティスト共演の古典音楽、民族舞踊などさまざまなパフォーマンスが披露され、ドキュメンタリー映画監督、竹内亮さんの作品「再会長江」の抜粋やパンダ写真家の高氏貴博さんの写真特集も放映された。

 呉氏はあいさつで、中日平和友好条約締結を記念することは平和の原点に立ち返り、友好の信念を固め、両国関係の正しい方向性を確保するためだと指摘。先人の知恵に学び、小異を残して大同を求め、共通認識を凝集することで、両国関係の改善と発展、新時代の要請にふさわしい中日関係の構築に一層プラスのエネルギーを注いでいくためでもあると述べた。

 福田氏は、日中間の四つの政治文書は平和のためにお互いに協力し合い、しっかりした世界を作っていこうということを意図したものだと強調した。

 記念式典は全日本華僑華人社団連合会が主催し、在日中国大使館、中国文化センター、在日中国企業協会などが後援した。(c)Xinhua News/AFPBB News