中国新エネ車産業と共に進むことに期待 テスラ中国総裁
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【9月12日 Xinhua News】米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)の中国現地法人、テスラ中国の王昊(Wang Hao)総裁が、北京市で2~6日に開かれた2023年中国国際サービス貿易交易会の北京国家会議センター会場で新華社の取材に応じた。王氏は中国の新エネルギー車市場は非常に大きく、発展の勢いも良好だとした上で、中国の新エネ車産業と手を携えて進んでいくことに期待を示した。
テスラはサービス貿易交易会に4年連続で出展。セダン「モデル3」の改良モデルを公開し、ブースは試乗をする多くの来場者でにぎわった。
王氏は「サービス貿易交易会で新車を発表するメーカーは少ないが、なぜやらないのか」と指摘。「サービス貿易交易会のようなプラットフォームは多国籍企業が中国市場を理解する絶好の窓口だ。短時間で消費者の考え方を理解し、市場の温度を間近に感じることができる」と述べた。
中国の新エネ車産業のここ数年の急成長については、テスラが中国に進出した2014年当時は電気自動車を買う人も少なく、充電ポールを設置しても多くの人が評価しなかったが、10年もたたずに市場は新エネ車の発展を疑わなくなったと語った。
多くの海外自動車メーカーが中国の新エネ車メーカーや電池メーカーと提携し始めていることに話が及ぶと、中国の新エネ車市場で足場を固めるには現地の協力と支援が不可欠との見方を示した。
国内サプライヤーについては、上海工場が使う部品の現地生産化率は95%を超えるとした上で「一次サプライヤーだけでも約360社ある。うち約60社はテスラが国際市場に進出させ、その他の国際的な自動車メーカーからも認められている」と説明。「サプライチェーンを構成する中国企業はテスラとともに成長している。新エネ車は基礎研究が多く、アイデアから実際の組み立てに至るまでこれらの企業と一緒に進めている」とし「これらの企業はその他の中国新エネ車メーカーにもサービスを提供していく。これは相互促進の良い環境であり、テスラは中国の新エネ車産業と手を携えて進んでいくことに期待している」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News