【5月29日 AFP】サッカーフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の控えGKセルヒオ・リコ(Sergio Rico)が、スペイン南部アンダルシア(Andalusia)州エルロシオ(El Rocio)で乗馬中に事故に遭い、「重体」であることが分かった。クラブが28日に明かした。

 29歳のリコは、PSGがリーグ優勝を決めた27日のストラスブール(Strasbourg)戦でベンチ入りし、試合後にスペインへ移動していた。

 クラブの広報は「重体」だと説明しているが、スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)によれば、状態は「安定している」。リコに近い人物がスペインメディアに語ったところによれば、同選手は首を蹴られた。

 リコの家族も28日遅くにコメントを発表し、「彼は最高の治療を受けている。これからの48時間は特に慎重を期さなければならない」としている。

 地元テレビ局カナル・スル(Canal Sur)は複数の医療関係者の話として、リコは地元セビリア(Seville)市内の病院に搬送され、生命維持装置につながれていると報じている。

 リコはスペイン1部リーグのセビージャFC(Sevilla FC)で2度のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)制覇を果たした後、イングランド・プレミアリーグのフラム(Fulham)へのローンを経て2019年にPSGに期限付きで加わると、20年に完全移籍した。22年1月にはスペイン1部のマジョルカ(RCD Mallorca)にローン移籍したが、今季はPSGに復帰していた。

 PSGでは公式戦通算24試合に出場し、スペイン代表でも1試合プレーしている。(c)AFP