【4月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は12日、準々決勝第1戦が行われ、 レアル・マドリード(Real Madrid)は10人のチェルシー(Chelsea)を圧倒すると、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)が得点を挙げて2-0で勝利した。

 昨季王者で通算14回の大会制覇を誇るレアルは、後半に裏へ抜け出したロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)を引き倒したベン・チルウェル(Ben Chilwell)がレッドカードを受けて退場したチェルシーに対し、快勝を収めた。

 21分にレアルは、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のシュートをGKケパ・アリサバラガ(Kepa Arrizabalaga)がはじいたボールをベンゼマが押し込んで先制。その後も試合を支配したレアルは、ショートコーナーをつないで最後はアセンシオがペナルティーエリア手前からミドルシュートを突き刺し、74分にようやく追加点を手にした。

 ここ2シーズンの大会王者同士の対戦で、レアルが見事なプレーぶりで力を誇示した一方、チェルシーのプレーは現在イングランド・プレミアリーグで11位に沈んでいる理由を物語っていた。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「結果、そしてパフォーマンスには満足しているが、まだ終わってはいない。スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge、チェルシーの本拠地)での90分で、戦い、犠牲を払わなければならない。満足するのは今夜だけ。来週チェルシーが全力をぶつけてくるのは承知している」と述べた。(c)AFP