【3月1日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するダビド・アラバ(David Alaba)が28日、国際サッカー連盟(FIFA)の男子年間最優秀選手賞の投票で、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)をチームメートのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)よりも上にした理由について、チームとして決めたことだったと釈明した。

 年間最優秀選手賞は、各国代表の主将と監督が1位から3位までを選んで投票して決定される。オーストリア代表主将のアラバはFIFAが発表した投票の内訳で、レアルのライバルであるFCバルセロナ(FC Barcelona)でスターだったメッシを1位、ベンゼマを2位にしていたことが分かり、レアルファンからの中傷を浴びていた。

 これについてアラバはツイッター(Twitter)で、「この賞にはオーストリア代表が投票した。僕一人ではなく、チームとしてだ。チームの評議会の誰もが投票でき、そういう決め方をした」と明かした。

「誰もが、特にカリム自身が知っている通り、僕は彼と、彼のパフォーマンスを称賛している。よく言っているが、彼は僕にとって世界最高のストライカーで、その意見は変わっていない。それは間違いない」

 投票では、W杯カタール大会(2022 World Cup)で悲願の優勝を果たしたメッシが1位、フランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が2位で、W杯を欠場したベンゼマは大差の3位だった。他のチームでは、クロアチアの主将を務めるレアルのルカ・モドリッチ(Luka Modric)はベンゼマを1位にしていた。(c)AFP