【2月6日 AFP】22-23スペイン1部リーグは5日、第20節が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-0でセビージャFC(Sevilla FC)に快勝。2位レアル・マドリード(Real Madrid)が敗れたため、両チームの勝ち点差は8に拡大した。

 バルセロナは拮抗(きっこう)した前半を経て、58分にジョルディ・アルバ(Jordi Alba)のゴールで均衡を破ると、ガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')とラフィーニャ(Raphinha)も得点して勝利を収めた。

 チームはこれでリーグ戦ここ11試合で10勝目を挙げ、公式戦無敗を15試合に伸ばした。2018-19シーズン以来となるリーグ優勝を目指し、マジョルカ(RCD Mallorca)に敗れたレアルとの勝ち点差を大きく拡大している。

 それでもシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「大喜び」して隙を見せてはならないと話し、レアルの逆転優勝の芽を摘むよう選手に促した。指揮官は「彼らは今も優勝候補だ。昨季のリーグ王者で、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)覇者なのだから」とコメントした。

 一方のレアルは、気持ちの入ったマジョルカに0-1で敗れ、連覇に向けて手痛い黒星を喫した。

 激しい展開の中、ナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')のヘディングがゴールに吸い込まれてオウンゴールで先制を許すと、その後マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)がPKを失敗。ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)と、マジョルカの選手とサポーターが試合を通じて激しくやり合う中、最後まで相手を崩せずに金星を献上した。

 相手の犯した合計29ファウルのうち、10回を受けたビニシウスについて、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「今起こっていること、起こってきたことのすべては、ビニの責任ではないと思う。ビニはただサッカーをしたいだけで、それ以上に挑発的な雰囲気があった」と話し、「相手はビニにファウルする。今はそういう状況になっている」と続けた。(c)AFP/Rik Sharma