【2月2日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は1日、バーレーンで総会を開き、サウジアラビアでの2027年アジアカップ(2027 AFC Asian Cup)開催を承認した。サウジはスポーツに巨額の投資を行って国のイメージ改善を図っており、アジアカップ開催はW杯(World Cup)招致に向けた下準備とみられる。

 27年のアジアカップ開催地は、すでにインドの立候補取り下げを受けてサウジアラビアが唯一の候補になっていたが、今回正式に決定した。

 サウジアラビアのスポーツ相を務めるアブドルアジズ・ビン・トルキ・ビン・ファイサル(Abdulaziz bin Turki bin Faisal)王子は「アジアカップ史上最高の大会を開催したい」と述べた。

 サウジアラビアについては昨年、2030年のW杯共催招致に向けてエジプトとギリシャと協議していると、関係者が明かしていた。アブドルアジズ王子はこの日、現時点でW杯招致の話は出ていないと強調しつつ、「すべて可能性はある」と話した。(c)AFP/Aziz EL MASSASSI