「ウクライナの攻撃で兵士63人死亡」 ロシアが異例の公表
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【1月3日 AFP】ロシア国防省は2日、同国の占領下にあるウクライナ東部マキイフカ(Makiivka)で、ウクライナ軍の攻撃によりロシア兵63人が死亡したと発表した。
ロシアがウクライナ侵攻で多数の戦死者が出たことを認めるのは極めて異例。これまでに公表された、一度の攻撃による人的損害としては最大となる。
国防省によると、ウクライナ軍は米国から供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」でロケット弾4発を発射、ロシア軍の一時的な駐留拠点に着弾した。
ウクライナ側も昨年12月31日に攻撃を実施したことを認めた。同国軍の戦略通信局は400人近くのロシア兵が死亡したと発表。参謀本部は死者数は依然確認中としている。
ロシアの軍事ブロガーも国防省の発表に先立ち、死者は数百人に上る可能性があるとし、軍司令部は過去の過ちから学んでいないと批判した。ソーシャルメディア上では、ロシア当局は死者数を控えめに発表しているのではないかと疑問視する声が上がっている。(c)AFP