中間選挙後も対米関係は「悪いまま」 ロシア政府
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【11月10日 AFP】ロシア大統領府は9日、同国のウクライナ侵攻をめぐって過去最低水準に冷え込んでいる対米関係は、米中間選挙がどのような結果になろうとも改善しないとの見解を示した。
ロシアの通信社によると、大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は「選挙は何ら大きな影響を与えない」と言明。「現在の関係は悪く、今後も悪いままだ」と述べた。
米国はジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の下でウクライナに武器や資金を供与してきたが、野党・共和党が上下両院で過半数の議席を獲得すれば、そうした対ウクライナ支援が制限される可能性がある。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は今週、同国に平和が訪れるまで「現在の揺るぎない結束を保つ」よう米国に求めていた。(c)AFP