【8月26日 AFP】ウクライナ中部ドニプロペトロウシク(Dnipropetrovsk)州で行われた鉄道駅攻撃について、ロシア国防省は25日、200人以上のウクライナ兵を殺害したと発表した。一方でウクライナ当局は、攻撃で子どもを含む25人が死亡したとしている。

 ロシア国防省は「ドニプロペトロウシク州チャプリネ(Chaplyne)の駅で、軍用列車へのイスカンデル(Iskander)ミサイルによる直接攻撃の結果、ウクライナ軍予備兵200人以上と軍備10点が破壊された」と説明。列車は、ロシアが完全制圧を目指す東部ドンバス(Donbas)地方の戦闘地域に向かっていたとした。

 攻撃はウクライナ独立記念日の24日に起きた。国営ウクライナ鉄道(Ukrainian Railways)の25日の発表によると、死者は22人から25人に増加。死者のうち2人が子どもで、さらに31人が負傷したとされる。

 欧州連合(EU)の外相に当たるジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表はツイッター(Twitter)への投稿で、民間人に対する「凶悪な」攻撃だと非難。「ロシアのロケットテロ」に対する責任追及の意向を表明した。

 映像前半はロシア軍の鉄道駅攻撃により焼けた列車、25日撮影・提供。後半はロシア軍の空爆を受けたチャプリネ、25日撮影。(c)AFP