対ロシア、緊張緩和へ道筋見えた ウクライナ問題で仏大統領
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【2月9日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は8日、前日のロシア訪問に続いてウクライナを訪れ、同国をめぐるロシアとの緊張の緩和に向けた道筋が見えたと発言した。
マクロン氏は首都キエフで、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談。その後の共同記者会見で、ウクライナ、ロシア間の協議の「可能性」や、ロシアと欧米との間の緊張緩和に向けた「具体的かつ現実的な解決策」が見えてきたと述べた。
ロシアはウクライナとの国境に10万人以上の兵力や軍備を展開している。マクロン氏は、前日のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との会談の際、プーチン氏が、ロシアが緊張激化の「原因になることはない」と語ったことを明らかにした。
これに対しゼレンスキー氏は、10日にドイツ・ベルリンで行われる予定の高級レベル協議の場で、ウクライナ、ロシア、フランス、ドイツの4か国による首脳会議開催にめどをつけ、ロシアの支援を受けるウクライナ東部の分離独立派との間に和平の枠組みを復活させることにつなげたいとの考えを示した。(c)AFP/Max DELANY and Jerome RIVET