【12月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は528万6793人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも2億6788万3990人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 9日には世界全体で新たに7585人の死亡と66万4412人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1310人。次いでロシア(1176人)、インド(624人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに79万4648人が死亡、4966万4506人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は61万6457人、感染者数は2217万7059人。以降はインド(死者47万4735人、感染者3467万4744人)、メキシコ(死者29万6188人、感染者391万1714人)、ロシア(死者28万7180人、感染者995万6679人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの611人。次いでブルガリア(421人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(393人)、ハンガリー(375人)、モンテネグロ(373人)、北マケドニア(369人)、チェコ(320人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が156万2857人(感染8823万3779人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が154万6750人(感染4689万8236人)、アジアが90万8876人(感染5764万1678人)、米国・カナダが82万4511人(感染5148万6390人)、アフリカが22万4420人(感染887万8949人)、中東が21万5983人(感染1442万354人)、オセアニアが3396人(感染32万4609人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP