【11月20日 Xinhua News】中国北京税関が18日発表した北京地区の今年1～10月の貿易総額（在京中央企業含む）は前年同期比29％増の2兆4800億元（1元＝約18円）で、2020年通年の2兆3300億元を上回った。輸入は28・7％増の1兆9700億元、輸出は30・2％増の5104億9千万元だった。

　貿易相手上位5カ国・地域の貿易額は、英国を除いた欧州連合（EU）が11・5％増、東南アジア諸国連合（ASEAN）が29・3％増、米国が68・2％増、オーストラリアが20・1％増、サウジアラビアが41・9％増だった。「一帯一路（Belt and Road）」共同建設参加国・地域との貿易額は30・8％増の1兆100億元で、全体の40・5％を占めた。

　輸入品上位5種の輸入額は、原油が31・2％増、自動車が23・4％増、農産物が38・5％増、天然ガスが37・9％増、砂鉄鉱とその精鉱が29・8％増で、これらの合計が輸入総額の68・3％を占めた。

　輸出品上位5種の輸出額は、石油製品が2・9％増、医薬材料・医薬品が9・9倍、携帯電話が30・4％増、集積回路（IC）が41・4％増、鋼材が8・4％増で、これらの合計が輸出総額の57・3％を占めた。医薬材料・医薬品の10月の輸出額は99億3千万元となり、石油製品の93億8千万元を抜いて輸出品のトップとなった。(c)Xinhua News/AFPBB News