【5月25日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)大連市(Dalian)公安局は23日の記者会見で、同市中山区で22日起きたひき逃げ事件について、逮捕された劉容疑者が投資に失敗したことを受け入れられず、生きていく自信を失い、社会への復讐(ふくしゅう)を思い立って実行した犯行だったと明らかにした。

 22日午前11時40分ごろ、乗用車を運転していた劉容疑者は猛スピードで五恵路・友好街交差点に突っ込み、青信号で横断歩道を渡っていた歩行者を5人死亡させ、5人にけがをさせた。そのまま逃走したが、同日午後1時ごろに逮捕された。

 取り調べでは、劉容疑者に飲酒運転や薬物運転、向精神薬の服用、精神科通院歴はなく、犯行時の意識・思考もはっきりしており、犯行場所と対象を明確に選んでいたことが分かった。同容疑者は現在、危険な手段で公共の安全を脅かした容疑で公安機関に拘留されており、取り調べも続けられている。(c)Xinhua News/AFPBB News