【5月1日 Xinhua News】中国港湾運営大手の上海国際港務(集団)、広州港集団、唐山港集団の3社はこのほど、広州港集団が拠点を構える広州市内の港口センターで「双循環航線協力協定」を締結した。沿海港湾の新たな協力モデルを形成、「国内の大循環を主体とし、国内と国際の双循環を互いに促進させる」という新たな発展の枠組み構築の責任を担い、「双循環」航路の貨物中継効率の向上を目指す。

 3社は「強大な国内市場の育成、新たな発展の構図の構築」という方針をめぐり、唐山港合徳海運、上海錦江航運、上海汎亜航運など船会社と提携し、国内の沿海港湾グループが中心となり長江デルタと京津冀(北京市・天津市・河北省)、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)の三大中核地域をつなぐ新たな試みを開始する。三大地域の経済発展に新たな好機をもたらし、国内の港湾グループ間の新たな協力モデルの形成に模範とけん引の作用を発揮させるとした。

 3社はそれぞれの地理的優位性や資源の優位性を生かし、南北航路の高度化や現代物流、港湾安全体系、スマート港湾建設などでの協力をめぐり、南北港湾の水運物流の連動発展を促進、協力成果を固め、協力分野を拡大、港湾分野の新たな発展すう勢に共同で対応する。港湾物流や輸送体系構築などの模索を強化、貨物中継効率の向上やユーザーコスト削減に注力、地域間経済貿易活動の発展を促進する。(c)Xinhua News/AFPBB News