【12月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は1日、グループB第5節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は0-2でシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に再び敗れた。

 これで決勝トーナメント進出が危うくなったレアルだが、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は負けるような試合ではなかったと話し、辞任を否定している。

 レアルは後半、ともに交代出場のデンチーニョ(Dentinho)とマノー・サロモン(Manor Solomon)にゴールを許し、2-3で敗れた開幕節に続くシャフタール戦連敗を喫した。公式戦という点でも、アラベス(Alaves)に1-2で敗れた週末のリーグ戦に続く連敗となった。

 一方のシャフタールは第3節、第4節のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との試合に連敗し、2試合で無得点10失点と苦しんでいたが、これでレアルを直接対決の戦績で上回るグループ2位に浮上した。

 グループBでは、ボルシアMGが両チームを勝ち点1上回る首位に立っている。同チームがこの日インテル(Inter Milan)に2-3で敗れたため、インテルに突破の目が残るだけでなく、レアルも次週の最終節でボルシアMGとのホームゲームに勝利すれば、自力での16強入りを決められるが、レアルは出場したチャンピオンズリーグでグループ突破を逃したことはなく、敗退は大惨事となる。

 それでも、指揮官としてクラブを3度の欧州制覇と2度のリーグ優勝に導いたジダン監督は「辞めるつもりは全くない」「難しい時期はいつだって訪れるし、われわれは悪い状態にあるが、続けなくてはならない」と辞任の意思は示していない。

「私にはこの状況を変える力があるし、そのために自分も、選手も全力を尽くす」「内容は良かったし、負けるような試合ではなかった。顔を上げて、次の試合のことを考える必要がある」 (c)AFP