【11月21日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は20日、メリーランド州のラリー・ホーガン(Larry Hogan)知事が韓国から輸入した新型コロナウイルスの検査キットに不具合があり、結果的に使用されなくなったと報じた。

 同紙によるとホーガン氏は4月、韓国から検査キット50万回分を946万ドル(約9億8200万円)で輸入。

 しかし、不具合があることが分かり、再度同じ企業から同量の代替品を250万ドル(約2億6000万円)で「ひそかに」輸入したという。

 また、疑陽性とみられるケースが多発したため、米メリーランド大学(University of Maryland)の研究室は代替品の使用を断念したが、民間の研究所では代替品37万回分近くが使用されたという。

 ホーガン氏は4月、検査キットの到着をアピールし、入手を支援した韓国出身の妻を称賛していた。

 同紙によると、記事内容についてホーガン氏にコメントを求めたが、拒否されたという。(c)AFP