【10月27日 AFP】20-21イタリア・セリエAは26日、第5節の試合が行われ、開幕4連勝を飾っていたACミラン(AC Milan)はズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が2ゴールを奪うもASローマ(AS Roma)と3-3で引き分け、今季初めて勝ち点を落とした。

 新型コロナウイルスに伴う夜間の外出禁止令が課されたため無観客になった一戦で、ミランはGKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)とイェンス・ペッテル・ハウゲ(Jens Petter Hauge)が欠場。クラブは試合前、両選手が新型ウイルス検査で陽性反応を示したと発表していた。

 ラファエル・レオン(Rafael Leao)のパスに抜け出したイブラヒモビッチがゴールを挙げ、わずか2分で先制したミランだが、14分にはドンナルンマの代わりにゴールを守った新加入のベテラン、チプリアン・タタルシャヌ(Ciprian Tatarusanu)がCKの場面で判断を誤り、フリーになっていたエディン・ジェコ(Edin Dzeko)にゴールを許した。

 後半にはレオンの突破から最後はアレクシス・サーレマーカース(Alexis Saelemaekers)が勝ち越しゴールを奪うも、イスマエル・ベナセル(Ismael Bennacer)のタックルで与えたPKをヨルダン・ヴェレトゥ(Jordan Veretout)に決められ、71分に再び追いつかれた。

 79分、イブラヒモビッチがPKを決めて再度勝ち越しに成功したミランだったが、セリエAの出場3試合で3度目となる1試合2ゴールを記録した同選手が相手のCKに足で合わせると、これをマラシュ・クンブラ(Marash Kumbulla)に押し込まれ、84分に3度目となる同点弾を喫した。

 勝ち点13のミランは首位をキープしたが、ここまで4勝を挙げ2位に浮上したナポリ(SSC Napoli)とサッスオーロ(US Sassuolo)とは2ポイント差となっている。一方のローマは9位につけている。(c)AFP