【10月27日 Xinhua News】ドイツ自動車大手ダイムラー(Daimler)は23日、今年第3四半期(7~9月)の決算を発表し、中国市場での売上高が前年同期比18%増の約55億ユーロ(1ユーロ=約124円)だったことを明らかにした。

 市場はやや回復しているものの、同社が第3四半期に世界で販売した自動車台数は前年同期比で8%減、売上高は7%減の402億8千万ユーロとなり、うち米国市場での売上高は16%減だった。

 同社のハラルド・ウィルヘルム取締役は、第3四半期にコスト抑制と現金管理を全面的に実施し続け、リスク対応力強化を進めてきたと述べた。

 同期の純利益は19%増の21億6千万ユーロで、今年に入って初めて増加に転じた。

 新型コロナウイルスや自動車産業の構造転換の影響を受け、今年1~9月の同社の純利益は前年同期比85%の大幅減となる4億2千万ユーロで、売上高は14%減の1076億8千万ユーロだった。うち欧州は13%減、北米は20%減、中国市場だけが増加し、伸び率は7%だった。(c)Xinhua News/AFPBB News