【10月24日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)加盟国トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は23日、トルコ軍が、昨年引き渡しを受けていたロシア製地対空ミサイル「S400」の試射を実施したと認めた。これを受けて米国防総省は同日、トルコを厳しく非難した。

 米国防総省のジョナサン・ホフマン(Jonathan Hoffman)報道官は、「米国防総省は、トルコが10月16日に実施し、本日トルコのレジェプ・エルドアン大統領がその事実を認めたS400防空システムの試射を最も強い表現で非難する」との声明を発表した。

 ホフマン氏は、米・トルコの安保関係に深刻な影響を与えるトルコのS400の試射に米国は反対していると表明し、 「トルコはすでにF35戦闘機プログラムへの参加を停止されており、S400はあらゆる面で両国関係の進展を妨げる大きな障害となる」と述べた。(c)AFP/Chris Lefkow