【10月23日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)は22日、今年のドラフトを11月18日に同国コネティカット州ブリストル(Bristol)にあるスポーツ専門チャンネルESPNのスタジオから、バーチャル形式で開催することを明らかにした。

 今季のNBAは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で3月に中断され、プレーオフがフロリダ州オーランド(Orlando)の隔離環境下での開催を余儀なくされた上に、新人選手を各チームに割り当てる恒例のドラフト会議についても延期となっていた。

 イベントではリーグのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーとマーク・テイタム(Mark Tatum)副コミッショナーがスタジオに登場し、1巡目と2巡目の指名選手を発表する。各チームから1位指名を受ける大勢の選手は、デジタル技術を通じて姿を見せることになっている。

 今年の全体1位指名権はミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)が保持しており、続く指名順はゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)、シャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)となっている。

 1巡目には18歳のガード、ラメロ・ボール(LaMelo Ball)が指名されるとみられている。同選手はニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)に所属するロンゾ(Lonzo Ball)の弟で、すでにオーストラリアとリトアニアのリーグで短期間プレーした実績がある。

 また、ジョージア大学(University of Georgia)のガードとしてプレーするアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)と、メンフィス大学(University of Memphis)のビッグマン、ジェームズ・ワイズマン(James Wiseman)も1巡目指名が濃厚となっている。(c)AFP