【10月16日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)のオードレ・アズレ(Audrey Azoulay)事務局長は15日、世界各地で新型コロナウイルス対策の制限が解除された後も、推計で1100万人の少女が学校に戻ることができないとの見通しを明らかにした。

 アズレ氏は、コンゴ民主共和国の首都キンシャサで2020年度開始から3日がたった高校を訪れ、「多くの国で、学校の閉鎖が残念ながら損失をもたらしていることを懸念している」「世界中で1100万人の少女が学校に戻れなくなると推定している」「(そのため、)学校に戻る必要性を訴える啓発キャンペーンを立ち上げた」と述べた。

 フランス文化相だったアズレ氏は、「(教育は女子に対して)残念ながらいまだ非常に不平等だ」と指摘。女子の学校教育はユネスコにとっての優先課題だと述べた。(c)AFP