【10月14日 AFP】米アップル(Apple)は13日、第5世代(5G)移動通信システムに対応した新型iPhone(アイフォーン)を発表した。

 ティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は、カリフォルニア州の本社からストリーミング配信したイベントで、「私たちはiPhone各種モデルの全ラインアップで5Gを採用する」と発表。「きょうはiPhoneにとって新しい時代の幕開けだ」と述べた。

 昨年発売され人気を集めた「iPhone 11」の後継となる「iPhone 12」は新たな筐体(きょうたい)デザインを採用し、価格は標準モデルが799ドル(日本では税別8万5800円)から、画面サイズが5.4インチの小型モデル「iPhone 12 mini」は699ドル(同7万4800円)から。上位モデル「iPhone 12 Pro」と6.7インチの大画面モデル「iPhone 12 Pro Max」はそれぞれ999ドル(同10万6800円)、1099ドル(同11万7800円)からと、iPhone 11と同じ水準に設定された。

 新型iPhoneは、高速な5G通信を利用したい人の間で買い替え需要を喚起すると見込まれている。(c)AFP