【10月13日 AFP】北朝鮮・平壌の金日成広場(Kim Il Sung Square)で12日、経済の立て直し運動「80日戦闘」の開始に当たり、数千人が参加する大規模な集会が開かれた。2日前に行われた軍事パレードとは異なり、参加者全員がマスクを着用していた。

 80日戦闘は、来年1月の党大会に向けて、経済の立て直しを目指す運動。

 軍隊、労働者、学生など広場に集まったあらゆる人がマスク姿で、「敬愛する指導者、金正恩(Kim Jong-un)同志の歩みに遅れずついて行こう」などのスローガンを掲げた。

 これに対し、朝鮮労働党の創立75周年を記念して先週末に行われた軍事パレードでは、金氏をはじめ他の参加者もマスクを着用していなかった。

 北朝鮮は1月、隣国の中国で初めて発見された新型コロナウイルスへの感染を防止するため、国境を封鎖。今回の軍事パレードでは新型ミサイルが披露された他、金氏は演説の中で、同国内には新型ウイルスの感染者が一人もいないと主張し、健康を維持している国民に感謝した。(c)AFP