【9月27日 AFP】19-20スペイン1部リーグは26日、第3節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が終盤にPKから決勝点を挙げ、3-2で10人のレアル・ベティス(Real Betis)を下して今季初白星を飾った。

 フェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)のゴールで先制した王者レアルだったが、ベティスはアイサ・マンディ(Aissa Mandi)とウィリアム・カルバーリョ(William Carvalho)のゴールで逆転してハーフタイムを迎えた。

 しかし、FCバルセロナ(FC Barcelona)からレンタル移籍しているベティスのDFエメルソン・ロイヤル(Emerson Royal)が後半序盤悪夢に見舞われ、オウンゴールを献上すると、さらには抜け出したルカ・ヨビッチ(Luka Jovic)を倒したとして退場を宣告された。

 さらにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入がレアルに有利に働き、82分にマルク・バルトラ(Marc Bartra)が腕でボールを触ったとしてPKが与えられ、ラモスがチップキックでこれを沈めた。

 ベティスの選手は、リカルド・デ・ブルゴス(Ricard de Burgos)主審に怒りをみせた。レッドカードについては公平に思われたが、バルトラがレアルのボルハ・マジョラル(Borja Mayoral)に軽く突かれてボールに触れたこともあり、PKが宣告されたことは不運だった。

 とはいえ、前節のレアル・ソシエダ(Real Sociedad)との今季初戦でスコアレスドローに終わっていたレアルは、シーズン初白星に安堵(あんど)のため息をついた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「審判についての話はしない」「もちろん苦しんだが、最終的には勝ち点3を手にした」と振り返った。(c)AFP/Thomas ALLNUTT