【9月21日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は20日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-3、4-6、6-4で第9シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)との接戦を制し、連覇を狙う第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)との決勝へ駒を進めた。

 世界ランキング2位のハレプは、2017年と2018年のイタリア国際で決勝まで勝ち進むも、いずれもエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に敗れ、惜しくもトロフィーを逃してきた。

 三度目の正直を目指すハレプは、「スビトリーナとの対戦ではなくて本当に良かった。彼女には2回も負けているから」とジョークを飛ばし、「あしたは大きなチャンス。大変な挑戦になる。何としても優勝したいが、いつだって簡単なことではない」と語った。

 ハレプはこれで連勝を13に伸ばした。新型コロナウイルスの影響による中断前には2月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)を制し、再開後は前月のプラハ・オープン(Prague Open 2020)で優勝。その後の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は欠場したが、21日の決勝ではキャリア通算22勝目を狙う。

 一方のプリスコバは、第12シードの同胞マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)に6-2、6-4で快勝。トップシードとして臨んだ全米オープンでは悔しい2回戦敗退となったが、クレーコートでは自信を持って良いプレーを見せている。

 ハレプは、過去7勝4敗(クレーでは1勝1敗)の戦績を残しているプリスコバとの対戦について「厳しい試合になる」「何度も対戦し、どうやってプレーすべきかは分かっているが、彼女は去年ここで勝っているし、このコートを得意としている」「でも私にとっても好みのコートだから、どうなるだろうか。チャンスがあるのは分かっている」と語った。(c)AFP