【9月15日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14のモンペリエ(Montpellier Herault Rugby)は14日、SOハンドレ・ポラード(Handre Pollard)が膝の靱帯(じんたい)を断裂して「数か月」の戦線離脱になると発表した。これにより南アフリカ代表の同選手は、秋に日程が変更された南半球の4か国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2020)を欠場する見通しとなった。

 昨年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で、スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)の一員としてウェブ・エリス・カップ(Webb Ellis Cup、W杯の優勝トロフィー)を掲げた26歳のポラードは、敗戦した前週のリーグ戦で膝に深刻なけがをした。

 モンペリエは「11日夜に敵地Uアリーナ(U Arenaで行われたラシン92(Racing 92)戦で、ハンドレ・ポラードが前十字靱帯を断裂し、数か月欠場する見込みであることを確認した」「彼の早期回復を祈っている」と説明した。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で夏から日程が変更されたザ・ラグビーチャンピオンシップで連覇を目指しているスプリングボクスは、11月7日の初戦でアルゼンチンと対戦することになっている。大会は12月12日に閉幕する。

 昨年のW杯でポラードのバックアップを務めたのは、スーパーラグビー(Super Rugby)のゴールデン・ライオンズ(Golden Lions、南アフリカ)でプレーするエルトン・ヤンチース(Elton Jantjies)とストーマーズ(Stormers、南アフリカ)に所属するダミアン・ウィレムス(Damian Willemse)となっている。

 同国代表メンバーでは、8月に行われたアイルランド・プロ14のマンスター(Munster Rugby)でのデビュー戦で前十字靱帯を痛めたRG・スナイマン(RG Snyman)が、今秋欠場する見通しとなっている。

 また、イングランドプレミアシップのセール・シャークス(Sale Sharks)に所属するLOルード・デヤハー(Lood de Jager)も、リーグ戦で肩を痛めて半年間戦線を離脱する可能性があり、同じくセカンドローでRCトゥーロン(RC Toulon)でプレーするエベン・エツベス(Eben Etzebeth)も、肋骨(ろっこつ)の問題で今季はわずか19分しか出場していない。(c)AFP