「俺だったら何年出場禁止?」 キリオス、ジョコ失格でツイッター投票
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【9月7日 AFP】6日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の男子シングルス4回戦で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が審判にボールを当てて失格となったことを受け、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)がツイッター(Twitter)で投票を開き、自身が同じ行為をしたら何年出場禁止になるだろうかと問いかけた。
キリオスはここ最近、ジョコビッチが主催したエキシビション大会のアドリア・ツアー(Adria Tour)で複数の選手が新型コロナウイルスに感染したことをめぐり、四大大会(グランドスラム)通算17勝の王者を激しく批判するなど、立て続けに論争を繰り広げていた。
そしてこの日も、サービスゲームを落としたいら立ちのあまり放ったボールが線審を直撃し、ジョコビッチがまさかの失格となると、すぐさまかみついた。自身は昨年、コート上で「悪質行為」を繰り返したとして16週間の出場禁止処分を受けたキリオスは、もし自分が同じことをしたらどうなるだろうかとフォロワーに質問。
「もし俺がジョーカー(ジョコビッチの愛称)だったら」と切り出し、「誤ってボールキッズの喉にボールを打ち込んでしまいました。さて俺なら何年出場禁止になるでしょうか?」と尋ねた。
5年、10年、20年の3択で行われた投票は、最初の1時間で6万件以上の回答を集め、その過半数が20年と答えた。
多くの人はキリオスのツイートを皮肉を込めたおふざけだと受け取った一方で、誰もが良い印象を受けたわけではないようで、あるユーザーは「ちょっと違う。あなたの方がはるかに悪いことをやってきた」とコメント。「ジョコと同じ処分だろ。自分を被害者にするのはやめろ。仕事しろよ」というツイートもあった。
全米テニス協会(USTA)は、すでに謝罪をしたジョコビッチについて、今大会で獲得したすべてのランキングポイントと賞金を失うとしている。
世界ランキングは現在40位だが、多くの注目を集める存在のキリオスは、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を理由に今年の全米オープンを欠場し、母国オーストラリアのキャンベラに残っている。(c)AFP