【8月5日 AFP】南米チリ・アタカマ(Atacama)砂漠の北部、サンホセ(San Jose)鉱山で起きた落盤事故から10年が経過した。この事故では当時、鉱山労働者33人が地下に2か月以上にわたって閉じ込められたが、最終的には全員が救出された。

 しかし10年が経過しても、チリ政府からの補償は受けることができず、また事故およびその救出劇に関する映像作品の権利回復をめぐっては、法廷闘争が継続したままだ。

 現在、事故が発生した鉱山は野外博物館となっていて、事故現場の見学や鉱山の歴史について知ることができる。ただ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)の影響で、今は閉鎖されている。

 映像は上空から撮影した野外博物館、7月22日撮影。(c)AFP