【8月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の前哨戦であるウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)の主催者は3日、四大大会(グランドスラム)通算3勝のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に男子シングルスのワイルドカード(主催者推薦)を与えたと発表した。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と全米オープンで優勝経験のあるマレーの他には、トミー・ポール(Tommy Paul)、テニス・サングレン(Tennys Sandgren)、フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe)の米国勢がワイルドカードとして出場する。

 ウェスタン&サザンオープンは例年、米オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)で行われているが、選手が全米オープンに向けて移動する際の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のリスクを最小限にする目的で、今年に限っては会場が全米オープンと同じニューヨークに変更になった。

 マレーは2008年と2011年に同大会を制しており、他にもダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)、マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)といった優勝経験者が今大会にエントリーしている。

 2度にわたって股関節の手術を行い、昨年行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)の決勝ラウンドを最後に公式戦から離れている33歳のマレーは、ウェスタン&サザンオープンが2020年のツアー初戦になる予定。

 同大会は20日から28日までビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で開催され、全米オープンは同31日に開幕する。(c)AFP