【8月3日 Xinhua News】中国料理の規格化に取り組む弁当ブランド店「熙香」(シーシャン)を展開する上海熙香投資管理はこのほど、上海市長寧区で無人店舗を開業した。店内で調理を担当するのはロボットだという。

 同社でメニュー開発を担当する沈毅(Shenyi)さんは「ロボットはレシピを覚えれば同じ味つけを保つことができるが、私にはできない」とロボットシェフの利点を語る。

 沈さんは開発中のメニューを指さして「ロボットには人のように『ひとつまみ』『適量』『とろ火』などの概念がない。食材を何ミリに切る、何分漬ける、調味料は何グラム、スチームオーブンレンジの設定は何度と具体的なデータを示す必要がある。私はレシピの規格化を通じ絶えず最高の味付けを模索している」と語った。

 沈さんによると「熙香」には現在、千を超えるメニューがある。「無人キッチン」は従来の料理人の在り方に転換圧力をもたらすかもしれないが、同時にさらなる創造力を発揮するチャンスも秘めているという。(c)Xinhua News/AFPBB News