【8月4日 Xinhua News】中国のガソリンスタンドでは、給油機の傍らでの携帯電話の使用が爆発や火災などの原因になることから、利用者はモバイル決済ではなく、現金やプリペイドカードで支払いを行っている。浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)蕭山区にあるガソリンスタンドではこのほど、顔認証決済機能を搭載した9台の大型ディスプレーを新たに設置し、顧客の支払いの選択肢を広げた。中国国内のガソリンスタンドで同機能の導入は同店が初めてだという。

 来店客は給油完了後、給油機の傍らにあるディスプレーで簡単な操作を行うだけで顔認証による決済ができる。携帯電話を取り出す必要もなければ、窓口で支払いをする必要もない。

 データによると、顔認証導入後の同店の1日当たりの販売数は約3千件。カード払いが約半数を占めるが、残り半数のうちの約3分の1が顔認証決済を選択しており、利用率は予想以上だという。(c)Xinhua News/AFPBB News