【8月2日 AFP】米大リーグ(MLB)で関係者の新型コロナウイルス陽性が新たに判明し、さらに1試合が延期になる中、ロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーがシーズン続行を誓った。

 MLBでは現在、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)で20人、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)とフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)で複数人の陽性が判明している。

 特にカージナルスでは、1日の検査結果で選手2人の陽性が分かった他、選手1人と複数のスタッフに陽性の可能性があるため、予定されていた同日のミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)は延期になった。両チームの対戦はすでに先月31日の試合が延期となり、2日はダブルヘッダーに変更となったがこちらの開催も危ぶまれている。

 こうした状況にもかかわらず、マンフレッド氏はシーズンを中断することはないと話し、米スポーツチャンネルのESPNに対して「われわれはプレーしている。基本的に、私は打ち切り論者ではないし、今はやめる理由がない。柔軟性は必要だが、状況は管理できている」とコメントした。

 マーリンズとフィリーズは前週末の開幕シリーズを終えた後、試合を行っていないが、マーリンズは4日のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦、フィリーズは3日のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)戦から活動を再開することがMLBから発表されている。

 しかし試合が続く中で、ブルワーズのロレンゾ・ケイン(Lorenzo Cain)外野手はこの日、今季の残り試合に出場しないことを発表した。3児の父であるケインは、ブルワーズでは初めてシーズンからの離脱を発表した選手となった。(c)AFP