スペイン北西部の町でコロナ感染急増、7万人隔離
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【7月6日 AFP】スペイン北西部ガリシア(Galicia)州当局は5日、新型コロナウイルスの集団感染が発生した恐れがあるとして、港町ラコルニャ(La Coruna)東方の町ラマリーナ(La Marina)を封鎖し、全住民7万人を隔離対象とした。
感染対策として、住民は近所以外への外出と10人以上で集まることが禁じられる。ガリシア州保健当局は、ラマリーナのあるルーゴ(Lugo)県の県都ルーゴで記者会見し、陽性件数が前日の21件から106件に増えたと説明した。
これに先立ち、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州でも4日、州都バルセロナ(Barcelona)の西方約150キロの町リェイダ(Lerida)近郊で感染者数が急増したとして、住民20万人を対象に封鎖措置が取られたばかり。
スペイン政府は、全国的な流行は抑制できているとの立場を取る一方、国内約50か所で新たな集団感染が起きているとみて注視している。(c)AFP