【7月5日 AFP】サッカー元オランダ代表MFのウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)氏が現役復帰し、同国エールディビジに所属する故郷のクラブのユトレヒト(FC Utrecht)でプレーすることを検討していると、地元メディアが報じた。

 昨年にカタール1部リーグのアル・ガラファ(Al Gharafa)で現役を退いた36歳のスナイデル氏は、現役時代にオランダ代表として歴代最多の134試合に出場し、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では母国の準優勝に貢献。同年にはイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2009-10)制覇を果たした。

 今回の復帰の話は、ユトレヒトのファンが自身の加入を求める動画を作ったことに触発されたものだと思われる。オランダでは先日、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)が古巣フローニンゲン(FC Groningen)での現役復帰を表明しており、ユトレヒトのファンの動きは、これを見ての反応かもしれない。

 スナイデル氏は地元テレビ局で「じっくり考える。ヨルディ(・ザイダム氏、Jordy Zuidam、ユトレヒトのテクニカル・ディレクター)とはすでに話した」とコメントしており、ザイダム氏もメディアで前向きな姿勢を示している。

 アヤックス(Ajax)のユースから頭角を現したスナイデル氏は、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)やインテルで活躍し、キャリア終盤にはトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)やフランス・リーグ1のニース(OGC Nice)でもプレーした。(c)AFP