貧困に苦しむホームレスの写真。しかし、ロックダウン中の都市で撮られた1枚となると、受け取る意味合いも変わってくるように思う。新型コロナウイルスの感染拡大により、大都市の多くはロックダウンされ、経済的な活動は制限されている。そのため各国政府は、国民に対して資金給付の政策を打ち出した。しかし、本当にこの政策は全ての国民を救っているのだろうか。お金がもらえるという情報を手に入れて、申請を実行でき、支払われる場所がある人にのみ有効な方法であるように感じる。結局のところ、貧困に苦しむ人達は政策の適応対象から除外されているのではないだろうか。しかし、これはこの政策に限ったことではない。私は、新型コロナウイルスに対する政策によって、国民の安心・安全な生活のために実施させるはずである政府の政策の裏側に潜む闇を強く感じた。(ペンネーム:a.k)
[早稲田大学]