「右手に込めた思い」
このニュースをシェア

強く右手を挙げ、教育改革に関する法律に反対するギリシアの女性教師。後ろには防護マスクを装着した警察官たちの姿が見える。世界中で新型コロナウイルスによる自粛傾向が強まる中、自粛規制が緩和されたギリシアでは新型コロナウイルス感染症の脅威にも動じることなく、主張を貫く人々がいた。この姿はギリシアにおける教育改革がどれほど深刻な状況にあるかということをありありと伝えている。どんな状況においても目的を見失うことなく、強く生きることが必要だと考えさせられた。新型コロナウイルス感染症の収束と共に、彼女らの右手が下りる日は果たしてくるのだろうか。
[昭和女子大学 髙橋 未優]