「こんな時だからこそ他人を思いやろう」
このニュースをシェア

この写真は、イギリスの学校でNHSを応援する為に校長先生と教頭先生が窓にメッセージを張り出している様子である。NHSとは、患者に公平なサービスを提供することが目的で設立されたイギリスの国営医療サービス事業をさし、国内の殆どのコロナウイルス患者がここで治療を受けている。
今のように社会が大きく変化してこの先が解らないような状況の中で、今回の写真や医療従事者たちのように他人の為に戦う者がいる一方で、人は利己的にもなる。 自分が良ければ他はどうでもいいのか。自分が楽しければ、外出しても問題はないのか。
ジョンソン首相は6/1から段階的にロックダウンを緩めていく計画を発表した。規制緩和の動きは、日本を含むイギリス以外の多くの地域でも出てきている。今回のパンデミックに対し新たなフェーズに向かう今、この戦いに勝つために必要なのは、他人を思いやる心なのではないだろうか。
[成蹊大学 前川 茉由]