この壁画はアメリカのニューヨークにあるものである。世界中で新型コロナウイルスの影響が拡大し、特に先進国での感染爆発が目立つようになった。高い医療技術を持つはずの国も未曽有のウイルスを前に困難に直面している。医療従事者たちは、見えない敵と日々闘い続けているのだ。確立されない治療法、不足する防護服、自分自身の感染の危険性。いつ終わるのかわからないウイルスとの戦争の中で私たちは何ができるのだろうか。私は感染しないということが最大にして唯一のできることであると考える。そのためにも今は自制心が必要である。いつの日か仕事や学校に行ける、友人と会える、マスクをせずに外に出られる、私たちの日常を取り戻すまで。今は辛抱の時なのではないか。(ペンネーム:T.S)
[東京女子大学]