南アフリカで、住民が食料配給をもらうために並んでいる時の写真だ。手前の女性は手にアルコール消毒をかけてもらっているが、奥を見ると、マスクは装着しているものの多くの人々が密着している状態で並んでいることがわかる。マスクと消毒という手段はあるが、日本ではありえないほどの「密」が生じている。これが貧しい国の現状だ。食料は十分になく、コロナウイルス対策がしっかりなっていない配給場所に、生きるために必死で押し寄せなければならない。写真のような、栄養不足でインフラ整備が不十分な途上国で感染が広がってしまった場合、予期せぬ事態になりうるだろう。そうなっていしまう前に防がなければならない。私たちは自国のことで精一杯になっているが、世界に目を向けてほしい。先進国として途上国を救うことは当たり前のことではないだろうか。世界で起こっている恐ろしい感染症に対して、世界中の国同士が協力して乗り越えなければならないと感じた。
[明治大学 宗像 琴音]