【6月4日 AFP】サッカー・アルゼンチン1部リーグ、ヒムナシア・ラ・プラタ(Gimnasia y Esgrima La Plata)は3日、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督との契約を来シーズン末まで延長したと発表した。

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 昨年9月、下位に沈むヒムナシアの指揮官に就任したマラドーナ監督は、20試合で指揮して7勝8敗5分けという成績を収めた。同11月には一度辞任したが、2日後には考えを改めチームに復帰していた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、アルゼンチンサッカー協会(AFA)が今シーズンの打ち切りを決めたことで、最終的にヒムナシアは降格を免れることになった。

 当初8月までとなっていたマラドーナ監督の契約は、ヒムナシアが創設133年を迎えた当日に更新が発表された。自身は10月に60歳の誕生日を迎えるマラドーナ監督はSNSに「きょうはオオカミ(ヒムナシアの愛称)の誕生日」とつづり、同国有数の歴史の長さを誇るクラブを祝福した。

 史上最高の選手の一人だと考えられているマラドーナ監督だが、指導者としては見合った実績を残せていない。

 2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)ではアルゼンチン代表を準々決勝に導いたが、その後はアラブ首長国連邦(UAE)2部リーグ(当時)のアル・フジャイラ(Al-Fujairah)やメキシコリーグ2部のドラドス・シナロア(Dorados de Sinaloa)といったマイナーなリーグで指揮官を務めていた。(c)AFP