【5月27日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間27日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は34万7723人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計554万1590人余りの感染が確認され、少なくとも219万1200人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 26日午前4時以降、新たに3565人の死亡と8万6893人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの807人。次いで米国(636人)、スペイン(283人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに9万8584人が死亡、167万1728人が感染し、少なくとも37万9157人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万7048人、感染者数は26万5227人。以降はイタリア(死者3万2955人、感染者23万555人)、フランス(死者2万8530人、感染者18万2722人)、スペイン(死者2万7117人、感染者23万6259人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの81人。次いでスペイン(58人)、イタリア(55人)、英国(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2992人、回復者数は7万8277人。

 地域別の死者数は、欧州が17万3665人(感染205万7043人)、米国・カナダが10万5291人(感染175万8341人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が4万1665人(感染77万4772人)、アジアが1万4500人(感染46万6830人)、中東が8961人(感染35万8699人)、アフリカが3511人(感染11万7423人)、オセアニアが130人(感染8491人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP