【5月25日 AFP】23日に行われたフォーミュラE(Formula E)のバーチャル大会で、ダニエル・アプト(Daniel Abt、ドイツ)が自分でマシンを動かさず、プロゲーマーに操作を任せていたことが発覚し、レース失格となった。

 レースはベルリンの旧テンペルホーフ空港(Tempelhof Airport)を舞台に行われたが、アプトはインタビュー中にカメラをオフにしたり、物を置いて顔を見えにくくしたりしたことで疑惑が浮上し、後にシミュレーターに座っていたのが18歳のプロゲーマー、ロレンツ・ヘーツィンク(Lorenz Hoerzing)だったことが分かった。

 これにより、アプトの3着という順位は無効になり、さらに慈善団体への1万ユーロ(約117万円)の「強制寄付」も命じられた。

 アプトは「フォーミュラEと全てのファン、チーム、ドライバー仲間に、土曜日(23日)のレースで外部の助けを得たことを謝罪したい」「もっと真剣に捉えるべき行為だった。自分の違反で後味が悪くなってしまったのは自覚しているが、決して悪気はなかった」 (c)AFP