【5月21日 Xinhua News】中国の雲南省(Yunnan)博物館に収蔵されている「大理国銀鎏金鑲珠金翅鳥(だいりこくぎんりゅうきんじょうじゅこんじちょう)」は1978年、同省大理(Dali)ペー族自治州大理市の崇聖寺で発見された。金翅鳥は「迦楼羅(かるら、ガルーダ)」とも呼ばれる想像上の鳥で、仏法を守護する八神「天竜八部衆」の一つとされる。伝説では竜を食べ、水害を鎮めたとされ、同省で10~13世紀に栄えた大理国では、水防神としてあがめられた。

 タカのような首、冠状の羽、火炎のような尾を持ち、五つの水晶の玉が飾られた金翅鳥像は、空を飛んでいるかのように羽を広げている。(c)Xinhua News/AFPBB News