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【5月19日 AFP】オーストラリア・シドニーにあるオーストラリア博物館(Australian Museum)で先ごろ、真夜中の博物館に男が忍び込む事件が起きた。博物館の防犯カメラには、恐竜の骨格標本と一緒に自撮りをするなど、夜の博物館を楽しむ男の様子が捉えられた。

 地元警察によると、男は10日午前1時ごろ、工事のために設置されていた足場を利用して侵入し、誰もいない博物館で約40分にわたり鑑賞を続けたという。

 防犯カメラの映像には、男がティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)の頭蓋骨の標本に自分の頭を入れて自撮りをする様子や、棚を物色する様子などが捉えられていた。

 警察によると、男は最終的にカウボーイハットと壁に掛かっていた平面の展示物を持ち去ったという。

 改修工事のため、博物館は昨年から閉鎖されていた。警察は、この工事により館内への侵入が容易になっていたとみている。

 映像はニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察提供。