【5月18日 AFP】スペイン1部リーグのセルタ(Celta de Vigo)に所属するFWピオネ・シスト(Pione Sisto)が、車でデンマークの自宅へ戻って新型コロナウイルス対策のルール違反を犯したため、クラブから過去最高となる6万ユーロ(約695万円)の罰金を科された。

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 地元テレビ局の報道によると、シストはスペイン全土でロックダウン(都市封鎖)措置が取られる中、3月27日に3000キロの車の旅を敢行し、5月6日にガリシア(Galicia)州へ戻った。

 セルタはすでに練習を再開しており、リーグ関係者の話では、18日にも最大10人でのグループ練習が可能になるが、シストは練習への参加を拒否しているという。

 カルロス・モウリーニョ(Carlos Mourino)会長は、「問題がある。本人と一緒にこの件を解決できていない。話し合う必要のある問題だ」とコメント。同国スポーツ紙マルカ(Marca)は、シストの検査結果はまだ判明していないと伝えている。

 シストはウガンダ生まれの25歳で、デンマーク代表にも選ばれている。(c)AFP