【5月16日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は15日、ホワイトハウス(White House)で新型コロナウイルスのワクチン開発をめぐる発表を行い、新型コロナウイルスのワクチンが年内に利用可能になることを期待していると表明した。

 トランプ氏が示した見通しは、欧州の予測よりも楽観的だ。欧州医薬品庁(EMA)は14日、「楽観的なシナリオ」に基づいた予測として、1年以内にワクチンの準備が整う可能性に言及していた。

 トランプ氏はまた、「ワープ・スピード作戦(Operation Warp Speed)」と銘打ったワクチン開発計画を率いる面々に、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のワクチン部門元トップ、モンセフ・スラウイ(Moncef Slaoui)氏とガス・パーナ(Gustave Perna)陸軍大将を起用すると発表。同作戦を第2次世界大戦(World War II)中の原子爆弾開発計画「マンハッタン計画(Manhattan Project)」になぞらえ、「比類なき医療研究努力」と称した。(c)AFP