【5月15日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間15日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は29万9638人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計439万5790人余りの感染が確認され、少なくとも150万1900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 14日午前4時以降、新たに5398人の死亡と8万9751人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1736人。次いでブラジル(749人)、英国(428人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに8万4985人が死亡、140万1948人が感染し、少なくとも24万3430人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万3614人、感染者数は23万3151人。以降はイタリア(死者3万1368人、感染者22万3096人)、フランス(死者2万7425人、感染者17万8870人)、スペイン(死者2万7321人、感染者22万9540人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの77人。次いでスペイン(58人)、イタリア(52人)、英国(50人)、フランス(42人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4633人、感染者数は8万2929人、回復者数は7万8195人。
 
 14日午前4時以降に初の感染者が出た国は南スーダン。

 地域別の死者数は、欧州が16万2654人(感染182万5812人)、米国・カナダが9万539人(感染147万5279人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万4405人(感染42万9138人)、アジアが1万1455人(感染32万7508人)、中東が7908人(感染25万4853人)、アフリカが2551人(感染7万4877人)、オセアニアが126人(感染8332人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP