【4月1日 AFP】中国政府は31日、海外に端を発する新型コロナウイルス感染の第2波に直面する中、サッカーやバスケットボールといった主要スポーツの大会を早急に再開させる可能性を否定した。

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 国内の感染者数が徐々に減少している中国では、サッカースーパーリーグ(1部)やバスケットボールリーグのシーズンが数週間以内に開始もしくは再開されるかもしれないという臆測があった。

 しかし、昨年12月に新型ウイルスが発生した中国によれば、現在は海外からの入国者による感染という新たな脅威に直面しているという。

 国家体育総局(General Administration of Sport of ChinaGAS)は、中国スポーツ界がすぐに日常を取り戻せるかもしれないという望みを退けた。

 地元メディアによって広く報じられた公告の中で、GASは「流行の防止や管理という観点から、大勢の人が集まるマラソンのような主要スポーツイベントは再開すべきでない」と記した。

 この公告ではサッカーとバスケットボールについても言及されたが、この状況がいつ変わり得るのかについては触れられなかった。

 スーパーリーグは2月22日に開幕する予定だったが、新型コロナウイルスの大流行により1月の時点で無期限延期となっており、バスケットボールリーグも中断している。(c)AFP