【3月30日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって延期が決まった東京五輪について、来年7月の開幕を目指していると、29日にNHKが伝えた。

 NHKは組織委内の話として、現在の流行状況や準備期間が必要であることを考慮し、来年7月23日から大会をスタートするプランが最も有力だと報じている。

 これに先駆け、東京都の小池百合子(Yuriko Koike)知事は27日、大会を一年でも気温と湿度が低い季節に移すという案をあげていた。小池知事は、そうすることでマラソンなどが行いやすくなり、そういった競技を国際オリンピック委員会(IOC)が会場を変更した札幌ではなく、東京で開催することができると主張した。

 また朝日新聞(Asahi Shimbun)によれば、森喜朗(Yoshiro Mori)氏が会長を務める組織委は現在、可能な日程についてIOCと協議しているという。

 森氏は28日にテレビに出演し、1週間以内に「何らかの結論」を出したいと述べた。(c)AFP